調査費用について
Q. 費用はどのくらいかかりましたか?
「私が依頼したのは3日間のパックプランで、調査員2名体制で約45万円でした。決して安くはないですが、事前に見積もりをもらっていたので追加費用はありませんでした。別の事務所では時間制で1時間あたり1.5万〜2万円と言われたところもあり、比較して定額のほうが安心だと判断しました。」
国民生活センターによると、探偵・興信所に関する消費生活相談では「高額な解約違約金」や「不明瞭な追加請求」に関するトラブルが毎年数千件報告されています。Aさんのように、事前に複数社から見積もりを取り、料金体系が明確な事務所を選ぶことが重要です。
証拠を手にして——離婚という決断
真実を知ったときの感情
Q. 調査報告書を受け取ったときの気持ちを教えてください。
「覚悟はしていたつもりでしたが、実際に写真を見たときは手が震えました。夫が知らない女性と手をつないで歩き、ラブホテルに入っていく写真……。涙が止まりませんでした。でも同時に、『やっぱりそうだったんだ』というどこか冷静な自分もいました。モヤモヤし続けるよりも、真実を知って前に進めると感じたんです。」
弁護士への相談と離婚協議
Q. 証拠を得た後、どのように動きましたか?
「探偵事務所から紹介してもらった離婚専門の弁護士に相談しました。弁護士の先生からは、報告書の証拠は『不貞行為の立証に十分な内容』と言っていただけました。慰謝料請求を含めた離婚協議を進め、最終的には慰謝料250万円と養育費の取り決めで協議離婚が成立しました。」
探偵が撮影した写真や映像は、裁判においても「不貞行為の証拠」として活用できる重要な資料です。ただし、証拠の撮影方法が違法(建造物侵入など)であれば証拠能力が否定される可能性もあるため、探偵業法を遵守した適正な調査を行う事務所を選ぶことが不可欠です。
探偵事務所を選ぶ際に気をつけたいこと
届出の確認は必須
探偵業を営むには、各都道府県の公安委員会への届出が法律で義務付けられています。警察庁のデータによると、令和6年中には探偵業法違反で3件(2人)が検挙されており、無届け営業や重要事項説明書の不整備が摘発されています。さらに、調査に関連した他法令違反(ストーカー規制法違反、建造物侵入など)での検挙も報告されており、34件の「指示」処分が出されています。
Aさんからのアドバイス
Q. これから浮気調査を考えている方にアドバイスはありますか?
「3つあります。まず、必ず複数の事務所に相談すること。私は3社に無料相談して比較しました。次に、契約前に重要事項説明書と契約書をしっかり読むこと。最後に、一人で抱え込まないことです。探偵に相談することは決して恥ずかしいことではありません。私は真実を知ったことで、自分と子どもたちの人生を守る行動ができました。」
浮気調査から離婚に至るまでの全体像
Aさんのケースを振り返ると、「疑い→無料相談→契約→調査→証拠入手→弁護士相談→離婚成立」という流れでおよそ4か月間で決着がつきました。調査自体は3日間でしたが、その前後の心理的準備や法的手続きにも時間がかかることを想定しておくとよいでしょう。